日本人大学生がベトナムのIT企業で働く日々。

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奈良県出身、純日本人の大学生がベトナムのIT企業で働く日々を綴ります。基本的に平日は短文、暇な休日は長文。毎日更新!!

日本人大学生がベトナムで働く日々。

ヒッチハイク山口萩への旅を振り返る。出会いと運に恵まれた最高の旅。(1日目): 8月19日

今回、山口の萩を目指して、実家の奈良から出発して行ってきました。無事に長州萩に辿りついたのか?ちゃんと帰ってこれたのか?

自分の振り返り用も含めて、今回の旅の様子をまとめました。

めっちゃ長くなる予感がするし、全部は書ききれないと思いますが、頑張ります!焦って適当に書きたくないので、1日目と2日目に分けて書きます

1台目:看護師イナちゃん(奈良〜大阪・天王寺

ヒッチハイクをすることだけを決めていた僕は、ほんまになんの準備もしていませんでした。

なので朝の9時にとりあえず地元の駅に行って、スケッチブックとマッキーを購入。

そして、いよいよ出発。

今やから言えますけど、ぶっちゃけヒッチハイクを始めるまではめんどくさいなとかいらんなあやめてしまおうかなって思う気持ちがありました。

やっぱり、今までしたことがない新しいことを始めるのってめっちゃ体力使うんですよね。

 

というわけで、乗らない気持ちに発破をかけてヒッチハイクを始めました。

スタートは実家の近くの奈良の片田舎。正直、こんなところでヒッチハイクをしている人なんてまずいません

捕まる可能性もかなり低いと思います。

みんな、こんなところにヒッチハイカーがいると思ってないですからね。

でも、やっぱりヒッチハイクをするからにはスタート地点は家の近所にしたいなと思ったんでそうしました。まあ、ギリギリまでやる気が出なかったせいでもあります。

とりあえず、全然わからなかったので、とりあえず西の方へ行きたいと思い、「西へ」と書いたスケッチブックを掲げます。

みんなまず見てもくれません。

とりあえず、見てもように目立とうと思って、ベトナム国旗の服に着替えました。

さらに、スケッチブックを振ったり動かしたり、踊ってみたりして、とにかく目立つようにしました。

そうして、20分弱経って、少しくじけそうになってきた頃に一台の車が止まってくれました。

その人が看護師の女性のイナちゃんでした。

今までヒッチハイカーを乗せたことはないけど、一回乗せてあげたいという気持ちがあったから、思わず声をかけてくれたらしいんです。

この人はほんまに女神でした。まず、奈良という片田舎で拾ってくれたことが奇跡的に女神。しかも大阪まで連れて行ってくれたあとに、昼ごはんとおやつまで買ってくれました

地元の町まで一緒だったので奇跡ですね。

この方がいなかったらこの旅は始まりませんでした。そして、初めて車にのせてくれたイナちゃんが、ほんまに優しくて気さくで、話すのがめっちゃ楽しかったんです。

そのおかげで、心配と不安でいっぱいやったヒッチハイク一気に楽しいものに変わったのです。

僕たちが明るくヒッチハイクを進めていけたのは、イナちゃんのおかげです。

大阪の天王寺で下ろしてもらい、バイバイしました。

f:id:taikibb0114:20180819210646j:plainコンビニで買ってもらった昼飯とおやつ。

ほんまに最高のスタートでした。

2台目:元ヤン社長ムロさん(大阪・天王寺〜兵庫・神戸)

天王寺公園の近くで下ろしてもらって、公園で飯を食った後に、改めて出発しました。

公園近辺のスポットで再びスケッチブックを使って「西へ」おねだりします。

そしたら今度は10分くらいで、大きい車が止まってくれました。

そしたら、中からいかついおじさん

「おい、何してんねん。お前らどこまで行きたいねん。」

って聞かれました。正直、めっちゃ怖かったので、ビビりながらも

「山口まで行きたいです!!」

って答えました。

そしたら、

「こんなところでヒッチハイクしても、車なんかそっち方面に行く車は捕まらへんぞ!この辺は地元の車しか通らへん。」

って言われました。

そう言われたので、

「じゃあ、この辺の近所でいいから、拾ってくれる可能性が高い場所まで連れて行ってくださいよ!」

とダメ元で言ってやりました。

そうしたら、まさかのオッケーをもらえて、ちょっとだけ送ってもらうことになりました。

ムロさんは地元の人間だったので、ほんまに近所まで送ってもらうつもりでした。

でも、ちょっと話し始めたら仲良くなってきて、気づいたらどんどん話して西のほうへ進んで行きました。

この方は、もともとは料理人をずっとしていて、最近自分の会社を作って経営している方です。

昔はやんちゃしていた頃もあるようで、かなり喧嘩が強いらしいです。確かに強そうやった。40歳を超えた今でも、一食3合くらい食べてるらしいです。

やばいですね。笑

自分が知らなかった世界をめっちゃ知ることができて面白かったです。

ほんまに、ヒッチハイクでもせんかったら、出会うはずもなかった人なので、ヒッチハイクっておもしろいなあって実感しました。

そして、気づいたら神戸にまで送ってくれてました。

これで神戸までやっとこれたわけです。

この時点で午後4時半ごろでした。

夜には山口に行きたいと思ってたのに、このままではやばいと焦り始めます。

3台目:高校教師だいちさん(兵庫・神戸〜広島・福山)

神戸でインターの近くで下ろしてもらったはいいものの、なかなか次の車が見つかりません。

徐々にやばいんちゃうかと焦り始めます

このままじゃほんまに山口までいけねーぞって。

ただ、僕たちにはスケッチブックを持ってアピールするしかできることはありません。

ほんまに普通の道路の真ん中なので、変なやつらやったと思います。

その辺の道でヒッチハイクしてるやつなんて、普通見かけないですもんね。笑

50分くらいずっと立ってました。雨もポツポツ降ったりして、イライラし始めます。

そして、もう無理やって諦めそうになった時に、やっと止まってくれました。

その方こそ、高校教師のだいちさんです。

彼は、神戸が地元で岡山で高校教師をしているらしいです。それで、ちょうど今帰省から岡山のほうへ戻るところで、1人で帰るのも暇やと思ってたところだからと言って、乗せてくれました。

だいちさんは24歳で僕らに年齢も近かったので、すごいバカな話をしたり、同年代と楽しくわいわいしている感じですごい楽しかったです。

そして、これで一気に広島の福山まで行くことができました。

着いた頃にはもう 19時半頃やったと思いますが、それでも、広島まで来れたことで少しいけるんじゃないかと思ってきました。

そして、何よりも高速に上がれたことが大きかったです。やっぱり大きいSAやったら直接声をかけたりして乗せてくれる人を探しやすいからです。

4台目:○○の母ティファニーさん(広島・福山〜広島・小谷)

福山で外国人ヒッチハイカと偶然出会いました。

彼は日本にずっと住んでいて、日本語ペラペラのケベック人です。

すっかり仲良くなったので、もし車を捕まえられて3人乗れる場合は一緒に行こうと約束しました。

そうして、車を探すこと40分ほどしたら、ケベック人の彼が走り寄ってきました。なんと、3人乗せてくれる車を見つけたから一緒に乗ろうとのこと。

これはラッキーでしたね。やっぱり人生は何が起こるかわからん。

車まで行ったら、なんと50代の女性が1人でした。

女の方が1人ででかい男3人乗せるってすげえなって、シンプルに感動しました。

彼女は、ヒッチハイカーを見つけたらいつも助けてあげるようにしているらしいです。

それで、名前はティファニー。台湾出身らしいです。日本人と結婚して、日本に移住したんだとか。

最後は仲良くなったので、Facebookを交換しました。

そしたら、過去の投稿で息子さんの写真があって、とてもイケメンでした。

なので、思わず

息子さんイケメンですね〜」

って言いました。そしたら、

「そうでしょ、かっこいいでしょ。テレビでも見たことあるでしょ?」

って言うのです。は?って思いますよね。脳内パニックです。

また、このおばちゃんは何を言ってんのかなとか思ってました。

「なんのテレビですか?俳優か何かですかね?」

と僕。ティファニーはこう言います。

「オリンピックよ!この前の平昌も出てたよ。フィギュアスケート。」

え?ポカーン。

フィギュアスケートで田中??誰?と思っていたら、

田中刑事よ!」と言われました。

そうです。まさかのティファニー田中刑事のおかんやったのです!!

これはびっくり仰天です!!

ほんまにビビりました。まさかの、田中刑事のおかんの車に乗せてもらってたのです!!

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サインももらっちゃったので、間違いなく本物です!笑

いやあ、ほんまに出会いって面白いですね〜。

5台目:○○の専属トレーナーこうちゃん(広島・小谷〜福岡・小倉)

小谷で下ろしてもらってからが、また地獄でした。

時間はすでに21時頃だし、なんとか今日中に山口までは行ってやりたいなと思ってました。ただ、時間的にこのSAで山口行きを捕まえないと、どんどん厳しくなっていくとは思ってました。

しかし、この小谷という場所がなんとも微妙なんです。

ここは、広島市内に行く人がとても多くて、それより西へ行く車が以上に少ないSAだったんです。

だから、乗せてくれそうになった人も、広島市内までばかりで全然次へ進めなかったのです。(広島市内では、次のSAにも行けないので意味がない。)

そのせいで1時間弱くらい、探し続けました。

さすがにくじけそうにもなってきて、今日はこの場所で終わってしまうかとさえ思ってました。

そんな時に、ふと声をかけてきてくれたおじさんがいました。

「乗って行くか?」って言ってきてくれたのです。

彼は、僕らが先ほど声をかけたんですが、一度はなんのことかわからずに無視していました。でも、車に歩いて戻りながら考えていたら、どうせ1人で九州まで運転して眠くなるし、ヒッチハイクを乗せてみるのも面白そうだと思って乗せてくれたらしいです。

話していたら、彼はなんと今は大学の野球部の専属コーチをやっているそう。高校までずっと野球をやってた僕らとは、すごく親近感が湧いて一気に仲良くなりました。

しかも、彼は昔は阪神の下柳投手の専属トレーナーもしていたそう。親しげに”シモさん”と呼んでいたのが、すごい面白かったです。

ほんまに、ヒッチハイクをしなかったら会えなかったような人で、出会いってすげえなあって実感。

この方とは、本当に仲良くなってすごい楽しかったです。多分、移動距離が長かったからたくさん話すことができて、仲良くなれたのもあります。

それで、元々は山口で下ろしてもらう予定だったんですが、ノリと勢いでそのまま小倉まで連れて行ってもらおうということになってしまいました。

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下関の九州と本州を繋ぐ大橋です。

夜の景色は壮観でした。もう少し早かったらライトアップされて綺麗だったらしいですけどね。

そのまま、小倉の市内まで行きました。この時、すでに夜中の1時半頃でした。

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なぜ、小倉まで来てしまったのかほんまに謎です。

山口をはるかに通り越してしまったわけです。

ほんまに、人生は何が起こるかわかりませんね。

さらに、こうちゃんの幼馴染のワインバーにまで連れて行ってもらいました。

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美味しすぎるワインと、

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美味しすぎるスパゲッティをご馳走になりました。

疲れがたまりまくってたのと、この日様々な苦労がありまくったのもあって、ほんまに美味しすぎて涙が出そうになりました。

さらにここでも、バーの店主や店に来た敏腕女社長とも仲良くなれて、本当に出会いが面白かったです。

小倉に来たのも、なんかの縁があったんだろうなって思います。

これは偶然なようで、必然でもあったのかもしれませんね。

ああ、人生って面白い

本当に濃すぎて、充実した1日目でした。

車に乗せて助けてくれた全ての方に感謝しかありません

人間の優しさと温かさを、ほんまに感じました。

そんな感じで1日目は夜中の4時ごろにネカフェに入って、寝ました。

なぜか小倉まで行きすぎてしまった1日目、2日目で無事に山口萩まで行って帰ってくることができるのか!?

今思えば、ここで小倉まで行ったのも運命だったと思います。

続きは明日です。最後はどうなるのか、お楽しみに!!

それじゃ、今日はこの辺で。

おやすみなさい〜