1月8日 アンコールワットでSunriseを拝む。心から感動する素晴らしき世界。
朝4時起きでトゥクトゥクに乗り込む
sunriseを拝むために朝イチから宿を出ないといけません。
そのため、4時起きで準備して宿を出発することになりました。
同じ宿に泊まっている他の観光客と一緒にトゥクトゥクに乗ってアンコールワットへ向かいます。
今日のメンバーは、ハンサムなイギリス人、美人のコロンビア人、ダンディなイタリア人、クールな日本人(僕)の4人でした。
さっそく自己紹介やらなんやらをして、仲良くなります。これだけ多国籍なメンバーでも、英語を話せれば全員共通で話が出来るってのは、やっぱり国際言語は便利だなと思いました。
本来なら四つの言語をそれぞれが理解していないと会話が成り立たないわけですからね。
昨日もそうだったんですが、基本的に彼らは長期旅行してる人が多くて、ベトナムにも行ったことがあるか、行く予定があります。そのおかげで、僕のベトナム在住はすごく武器になります。日本人だけどベトナムに住んでるよ、ハノイだよ、トラフィックはマジでクレイジーだよとか言ってたら盛り上がります。笑
やっぱり、こうやって新しい色んな国の人と仲良くなれるのは一人旅の醍醐味ですね。
いざ、アンコールワットへ
途中でチケットを買って、(1日で37ドルもします…)アンコールワットへ向かいました。
アンコールワットへ着くと、日の出を見るために多くの人が集まっていました。数千人はいたと思います。
何人かは日本人ぽいのも見かけました。
そして、徐々に明るくなってきてその時が近づいてきます。
しかし…
曇りのためにちゃんと太陽は出ませんでした。
でも、景色としては見ての通り十分美しかったですけどね。悔しいけど、今回は運がなかったということですね。
また、カンボジアに見に来いということなのかな。
仕方がないので、日の出は諦めてアンコールワットの探索へ向かいます。
隅々までこだわったクメール建築
アンコールワットを始めとする、アンコール遺跡群はクメール建築の遺跡として有名です。
その、壮大で繊細な建築様式はとても大昔に建築されたとは思えません。
壮観です。
このような建物の奥までどんどん入っていけます。
他の遺跡じゃあいけないようなところまで。
数年後には、保護のためにもっと規制されてしまうかもしれませんね。
しかも舗装や修理がほとんどされていないから素晴らしい。
それくらい新鮮で貴重な経験でした。
廊下には一面にこのような彫刻が。
僕からすれば、運動会の綱引きにしか見えませんが、この絵は長い長いストーリーになっているようです。
綱引きのデブポジのお方は、戦神ビシェヌらしいです。何と戦ってるんでしょうね。
他にもさまざまな神様や動物の彫刻がありました。
ここで気になったのは、日本とは全く違う種類の動物が崇拝されていることです。カンボジアは蛇やワニでした。タイとかベトナムだったらまた違う動物です。
住んでいる動物が違うから、崇める種類が変わるのは当然なのですが、全ての文化で同様に動物を崇めているという点が興味深いですよね。
やはり、人間の根本的な思想はアミニズム(自然崇拝)なんだな、と感じました。
自然の偉大さを畏れ敬う心こそ、忘れてはならない人の心なのかもしれません。
都会にいたら、自然から遠ざかりすぎて人々はそんな心を忘れてしまいますが、いつまでも失ってはいけないものだと思いますよ。
猿と戯れる
なんか、川沿いの道にいっぱい猿がいました。
猿とこんなにお近づきになれたことがなかったので、少し興奮。
彼はどんな気持ちなんでしょうね。アホな人間がまた写真撮っとるわ、ポーズ決めるからカッコよく撮れよ。みたいな?
やっぱり、動物は良いですねえ。ずっと行動を見ていられます。遺跡より動物の方が好きかもしれないです。
動物園とかめっちゃ好きですからねえ…
次はアンコールトムへ移動
アンコールワットはそんなに広くないので、見るとこも見たら、飽きてきます。眠かなってきたし…
そして、時間にもなったので次の遺跡アンコールトムへ向かいました。
アンコールトムも有名なだけあって人がすごく多かったです。
しかし、アンコールワットとはまた違った迫力を感じました。
ちなみに、このアンコールトムは日本が修復を援助しているお寺になります。
他にもアンコール遺跡は日本が支援している寺が多くありました。
日本は本当にアジアの色んな国を様々な形で支援しています。それを現地の人たちは分かっていて、感謝してくれているのに、日本人が全然分かっていないというね。
日本人はもう少し自分たちの国が何をしているのか知った方が良いですよ。良いことも悪いこともしっかりと知るべきです。
この寺では現地の青年に捕まってモデルのように撮影されまくりました。
こんな感じの分身ショットも撮ってもらいました。
ついでにガイドもしてくれて、すごく楽しめました。
チップ目的でやってくれているのは分かってたので、最後には相応のチップを払ってバイバイしました。
その後も様々な遺跡を周遊
その後も様々な有名な遺跡をトゥクトゥクで回りました。
映画の「トゥームレイダー」のモデルになった場所にも行きました。僕はその映画を知らないからなんとも思わなかったですけどね。
アンコール遺跡群の階段は全てこんな感じで、かなり急です。70度くらいに感じます。
だから、年寄りや子供、デブは登るのが大変そうでした。僕でも気をつけて、ゆっくり歩かないと危なかったです。
この階段が急なのにも実は理由があるんですね。
上に仏像や祠があるので、それに対して自然と拝むような姿勢にするためらしいです。
この高い遺跡のてっぺんまで登って上から見る景色はやはり爽快でしたね。
ともかく、石だけでこれだけ巨大で繊細な建築物をたくさん作った昔の人間はやばいですね。
しかも今みたいな便利な道具や機械もなくて、全て人力で。
どんなけ暇やってんと。
当然だけど、今の人間とは思想が全く違うんでしょうね。
遺跡探索を通して思ったこと
アンコールワットを始めとする、遺跡を巡って思ったことが一つあります。
これは、前から薄々感じていたのですが、僕は建築物や遺跡を見て感動するタイプの人間じゃないことがはっきりとわかりましたね。笑
確かに、こんなん作ってすごいとは思うけど、別に感動はしないんですよね。
楽しいのは楽しいですけど、まあまあって感じ。
やっぱり僕は自然の方が好きです。
人の力が及ばない、圧倒的大自然や美しい景観。多種多様な動植物たち。それが大好きです。
そういうものはいくら見ていても飽きない。ずっと見て触れて感じていられます。
建築物や遺跡は飽きます。
その場所に来て、一通り雰囲気感じたらもうそれで満足です。
なんか今まで、遺跡やお寺に行ったら頑張ってすごいと感じよう、感動しようと無理してる自分がいた気がします。でも、それ自体が間違いだったんだなと。
僕は人工物では感動しない。そういう人間です。
だけど、興味はあるから見に行ったりはしたい。それだけの気持ちで、気楽に人工物を楽しもうと改めて思いました。
なんか今まで、生きてきて何か引っかかってたのが、ふっとスッキリしました。
だから今はすごく気持ちいいですね。そう思うと、来てよかったなと改めて感じています。
人生初ココナッツ
ドン!!
ココナッツを切り抜いて、ストローで吸うまじのココナッツジュース。
これがなんと100円でした。安く感じるけど、それでも観光客価格らしい。
まあ、味はというと、まあまあですね。
運が悪かったのかもしれないけどそんなに甘くはなかったです。
しかも、量が多すぎる。1リットルくらいあったんじゃないかな?
これは1人で飲むものじゃないな、と。
ココナッツは友達と一緒に飲みましょうね。
まあ、良い体験はできたので満足です!!
2日間、西洋人と交流した感想
この2日間でヨーロッパやアメリカの国々の人たちと仲良くなり、よく話しました。
2つ感じたことがあります。
1つ目。めっちゃ政治の話をする。
彼らはイギリスのEU離脱の話とか、トランプの話とかをめっちゃします。特に今日はイギリス人とイタリア人だったこともあり、移民政策について語っていました。
俺の国はこういう政策で、こんな感じで受け入れてる。こうした方がいいと思う、とか。
そして、僕にも日本はどうなん?って聞かれました。
僕が答えられることはあまりありませんでした。知らないんですね。
結局政治にあまり興味を持っていないんです。
これはアジアの人たちと話していても感じなかったです。もしかしたら、アジアの文化として政治に関心が薄いのかもしれませんね。
ヨーロッパの人たちは本当に自分の国の政治をよく考えているし、知っている。
僕も、もっと日本人としての自覚を持ち、政治に関心を持ち勉強しないとダメだなと痛感しました。
2つ目。国境とか国籍とかなくなるのも近いな、と。
今日は、イギリス人とコロンビア人の2人は結婚していました。
この2日で異国籍のカップルもよく会いました。
まあ、愛に国境や国籍なんて関係ないよね。
そうやって、国際結婚が増えていけばドンドン血は混ざり人の見た目に違いが少なくなっていくんでしょうね。そうやって、いつか国という概念がなくなっちまえばめっちゃ面白いのに。そう思います。
実際、僕も日本人とは結婚しないだろうなと最近思ってます。ベトナム人のほうが好きです。
まあ、そんな感じでもっと色んな国の人が交流して世界が人を中心に回っていけば、世界はもっと面白くなるのにね。
今日はそんな感じの朝四時から夜までぎっしりな日でした。
今から、ナイトマーケットに行ってお土産やらなんやらを買いに行きます。
明日は、ついに1番楽しみの天空の城ラピュタのモデルになったと言われる遺跡へ行きます。
これが実は1番楽しみ。
今日はラピュタの映像を見まくってイメトレしていきます。
それでは、カンボジア最終日の明日も楽しんでいきましょう!
おやすみなさい!