日本人大学生がベトナムのIT企業で働く日々。

日本人大学生がベトナムのIT企業で働く日々。

奈良県出身、純日本人の大学生がベトナムのIT企業で働く日々を綴ります。基本的に平日は短文、暇な休日は長文。毎日更新!!

日本人大学生がベトナムで働く日々。

12月10日 ホアロー収容所を案内してもらい、またベトナムの歴史を垣間見た日

今日はホアロー収容所を案内してもらう日

今日は、日本語を勉強しているベトナム人の友達に日本人を観光案内する宿題があるから、観光客役をしてくれ、と言われたので、どうせ暇だったし付き合ってあげました。

ちなみに、実際に行くまでどこへ行くのかは知りませんでした。

そして、指定された場所へ行くと、そこはホアロー収容所でした。ここは、かつてフランスの植民地時代に、フランス統治に抵抗して、革命を起こそうとした者が捕まえられて処刑などをされていた場所です。

ここは、なかなか有名な観光スポットで、多くの外国人観光客が訪れています。

なんでも、当時の建物が一部そのまま残されていたりするそうです。

(実は以前のホーチミン博物館同様に2年前にも一度来たことがあるのですが、今の僕がベトナム人に案内してもらうとまた違った感想を感じるのではないでしょうか。そのときは、ほとんど眺めていただけだったし。)

 そして、さっそく案内が始まりました。

メイン目的は、観光案内している様子を撮影することなので、1つ1つの場所でめっちゃ長い間止まって、案内を受けます。しかも、この人たち案内する文章を覚えて来ていないので、その場で暗記を始めます。

だから、通常の観光客の5倍くらいは時間がかかったと思います。

ちなみに、実際の収容所内の様子を共有しようかと思って、撮影はしたのですが、なんかこれを写真で共有するのは違うな、と思いました。

多分、この収容所の様子は写真では伝わらないと思います。だから、この場所へは自分の足で行き、自分の目で見に行って欲しいです。色々と感じることがあると思いますので。

はじめは、展示物がいろいろと飾ってあるミュージアム風のゾーンでした。

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かつての収容所の様子はこんな感じだったようです。このように、かつての収容所の様子を知るてがかりとなる物品が多く飾られていました。

そして、そのそれぞれを案内してもらえたので、より詳しく知ることができました。

いよいよ、当時のままの収容施設の中へ

ミュージアム風のところを抜けると、かつての収容施設の中へ入って行きました。集団収容所もなかなか悲惨でしたが、特にひどかったのが懲罰房や独房です。

この、懲罰房や独房へ入ったときは、空気が変わりました。

一気に冷たく重い空気になったんですね。そして、なにかたちこめる臭い匂い。これは、誰でも感じるものではないのかもしれません。現に一緒に行った日本人は、そうか?って感じでした。

でも、僕はたしかに感じました。その空気を。

かつて、ここでなにがあったのか、それを正確に知る由もありません。しかし、どれだけ悲惨なことが行われていたのかは、その肌で感じることができたと思います。

本当に、重くて悲しい場所でした。しかし、これもこの国の歴史の一部なんだと実感しました。

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こちらは、この収容所を表したモニュメントと慰霊碑?のようなものです。

かつて国のために戦った勇敢な志士たちに、日本人の僕だけど今のベトナムが大好きなので、祈りと感謝を捧げました。

今日のこの施設の案内を通して、感じたことは前にきた時とは全く違いました。

それは、ベトナム人に案内してもらえて、より詳しく知れたということもあるのでしょう。しかし、一番大きな理由は僕がベトナムという国を好きになったことだと思います。

この、今の賑やかで幸せな空気を感じることができるベトナムという国。しかし、このような国になるまでには多くの尊い命が犠牲になってきたのだと。そう感じました。

こういった歴史を知らずに、ベトナムを好きとか言ってちゃダメだな、と思いました。もっとベトナムのことを知りたいです。この国が歩んで来た道を。

そして、こうやって他の国のことを知れば、我が国のことも振り返ることができました。

今の豊かな日本という国があるのも、僕が今こうして海外にきてのほほんと生活できているのも、すべて偉大な先人たちのおかげなんですよね。ふつうに生活していたらそんなことは忘れてしまいがちですが、忘れてはいけない大事なことだと思います。

彼らへの感謝の気持ちを忘れないことはもちろん、彼らのように勇敢に自分の信念を貫き通し、生きていかないとダメだなと。そう、改めて強く感じました。

ホアンキエムへGO

収容所のあとは、ホアンキエムのほうへ行きました。

ホアンキエムはハノイの中心部で、観光客が多くいるところですね。金曜日の夜から土日は歩行者天国になっていて、危険も少ないので安心ですね。

土日なこともあり、そこらじゅうでイベントやらなんやらがやってました。

とあるイベントゾーンへ行くと、マスコットキャラの着ぐるみがいました。

しかし・・・

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おい!!!

お前、顔出しとるやんけ!!しかも手袋まで外してスマホ触っとる!!しかもイケメン!!

こんなのありなんか?こんなに人が多い中でこんなことをするなんて。日本だと考えられない。

しかもこの着ぐるみとまったく同じやつが、同じ場所に3体同時出現してましたからね。

ミッキーマウスなんて、世界中で同じ時間に2匹以上は出現しないようにまで調整されているというのに。

この適当さ。そして、そのことを気にもしない適当さ。

いいですね〜。ベトナム人のこういうところ、ほんま好きですわ。

ホアンキエムではしばらくブラブラして、ブンチャを食べました。

その後、けん玉をしているお兄ちゃんがいました。なにやら目をつけられて、けん玉を教えられることになりました。

今までけん玉なんて、まったくできなかったんですが、このお兄ちゃんめっちゃ教えるのうまかったです。

片言の日本語を使いながら教えてくれました。

10分弱でけん玉は一通りマスターしました。はじめて、日本人っぽい特技ができました。

やった。これから困ったらけん玉しようと思います。

けん玉をしているだけで、そこらへんにいる観光客も珍しがって寄って来ていました。日本でやってたら、絶対にスルーされてるやろうけどね。海外だったらやっぱり珍しいんですね。

ホアンキエムはそんな感じでぶらぶらして、解散しました。

帰り道にローヤルシティ

帰りに、友達の誕プレを買いたかったのでローヤルシティという超大型ショッピングモールに寄りました。

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めっちゃでかいですね。一階と地下3階くらいまでがショッピングモールとかになっていて、他は住宅です。

世界の有名ブランドなどもめっちゃ入ってて、基本的に売ってるものが高いので、お金持ちのベトナム人が集まる場所だと思ってます。

僕もベトナムに来てから、一人でこういう大型モールに来るのは初めてなのでちょっと緊張してました。

H&Mとかもあったんで、服でも買おうかと思って寄ったんですけど、日本と変わらない値段でした。

今の僕にとっては日本と変わらない値段というのは、クソ高く感じるので買うことができませんでした。

また、DAISOもありました。JAPAN DAISOって書いてました。

ちなみに商品はほとんど日本のDAISOのものでした。

でも、日本だと100円均一なのに、こっちだと全部200円均一でした。なのに、お客さんで賑わっていました。

それ日本やったら100円で買えるよ〜って思ってました。やっぱりJAPANブランドは強いんですね。

なんか面白いですね。こういう値段のカラクリを知ってる側からすると。

ちなみに、店がでかすぎるしマップとか方向案内の看板とかも全部ベトナム語でまったくわからないので、彷徨い続けていました。

なんだかんだ、雑貨屋を見つけて適当なものを見つけて買うことはできました。

しかし、その後問題が発生。帰り道がわからなくなったんですね。

出口がどこにあるのかすら、分からない。

その後、ひたすら1時間以上歩き回ってやっと脱出することができました。

めっちゃハードでしたね。もう二度と一人で大型モールは行かないと誓いました。

ベトナム人は家族大好き

ベトナム人は家族をめっちゃ大事にします。

ハノイで大学とかのために一人暮らししている人も、週末になったら実家に帰ったりします。

また、これを感じたのは今日の家での出来事でした。

中2になる弟と、おかんがめっちゃイチャイチャ遊んでたんですね。てか、二人は寝る布団も一緒やしね。仲が良すぎるんですよ。

日本だと、マザコンになるんでしょうけど、こっちだとそれが普通なんでしょうね。

それくらい、家族のことが好きなんだろうなあ、と思いました。

日本の最近の文化や習慣だと、忘れられがちになる家族の大切さ。それをベトナムに来ると、強く感じさせられます。

家族は大事にしないとね。

こういうところは、特に日本人がベトナム人を見習わないといけないところだと思います。

 

てなわけで、今日はこんな感じの充実した1日でした。

めっちゃ疲れました。

もう寝ます。

明日からまた楽しい1週間ですね。全力でバカになっていきましょ。

それでは、おやすみなさい。